千葉県銚子市沖プロジェクト

漁場実態調査報告会開催の件

2025.05.27

 銚子市漁業協同組合(以下、銚子市漁協)主催により、銚子市沖の洋上風力発電促進区域内及び周辺海域で実施した漁場実態調査に関する報告会が、2025424日に開催され、調査業務を受託している渋谷潜水グループより、調査結果が報告されました。
 本調査は、漁業と洋上風力発電との共存共栄、および銚子市沖に新しい漁場の創造を目指した取組の一環であり、2022年度から約3年間にわたって実施しており、1年目は海域の状況を詳細に把握するための調査(海底地形や流向流速など)、2年目は1年目と同趣旨の調査に加え、共生策の立案に向けた実証試験を開始、3年目は実証試験のモニタリング調査を開始。調査結果は、潜水調査とROV(遠隔操作無人機)調査の両者のメリットを活かして撮影された水中映像や、音波探査で取得した三次元画像データ等を用いて示され、漁礁設置や海藻育成など、共生策の実証試験へ移行した施策の効果も披露されました。
 地元漁業関係者、県内の漁業協同組合関係者、地域の行政関係者を含む約100名が本報告会へ参加し、大きな注目を集めました。銚子市漁協は、現在実施中の実証試験の結果をもとに、共生策の実行案の検討を進め、未来にわたって漁業が継続できるような新しい漁場を目指して取り組んでいます。今後も関係者と連携の上、地域に貢献できるよう取り組んでまいります。